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皆さんこんにちは!
刺繍店Embro、更新担当の中西です。
さて今回は
~“はじめてのオーダー刺繍”~
ロゴや名入れを刺繍で表現すると、立体感・高級感・耐久性がぐっと上がります。この記事ははじめて発注する方向けに、データ入稿→糸色指定→生地別の設計→見積の見方までを、失敗しない“型”でまとめました。
目次
推奨形式:AI/EPS(アウトライン化) or PNG(300dpi以上・透過)
最小文字:高さ4〜5mmが目安(明朝の細線や極細はNG)
線幅:0.8mm以上で安定(点・極細線はサテン→ラン切替を検討)
グラデーション:刺繍は色段差で表現(最大糸色6〜8色程度が現実的)
3D/発泡(ウレタン):1文字10〜12mm以上、角を丸めるとキレイに
画像そのままでは刺繍不可。**パンチ(刺繍データ化/DST・DSB等)**が必要です。
指定方法:糸色番号表(例:Madeira, Fujix, Gunold など) or PANTONE近似で指定
見え方:光沢のある糸は明るめに見える傾向→半トーン落として指定すると狙い通りに
金銀糸:雰囲気◎だが糸切れ・縮みが出やすい→面積は控えめに
蛍光色:視認性◎、退色には注意(屋外ヘビー使用はポリエステル糸推奨)
Tシャツ(天竺):薄手→カットアウェイ、広い面はたたき下打ちで波打ち防止
スウェット:毛足が長い→水溶性フィルムで毛つぶし+サテン広すぎ回避
ポロ(鹿の子):凹凸が強い→二重下打ち(ジグザグ+たたき)
キャップ:成型品→帽体フレームで強固に枠張り、センター割れ防止の走りを追加
ナイロン(ウインドブレーカー):針熱で融け注意→細い針×密度控えめ
タオル・ボア:水溶性フィルム必須、サテン幅太めで沈みを防ぐ
胸ロゴ:70〜100mmが使いやすい
袖・襟:8〜12mm程度の文字が限界
背中大判:250〜280mm(段差・縮み対策に分割構成が吉)
極小表現は刺繍では無理をせず、ワッペンor織ネームとの併用も手
パンチ代(型代):初回のみ。デザインごとに発生(修正は別途)
ステッチ数(針数):1,000針あたり◯円が一般的
枠替え・色替え:多いほど手間=単価UP
持込料:持込ボディは検品・在庫補償不可のため追加費ありが普通
最小ロット:小ロットOKでも単価は上がる→まとめ発注で最適化
データ入稿(AI/PNG)
糸色・サイズ・位置指示(テンプレ利用)
**仮縫い写真(打ち合わせ)**
本縫い量産
検品・糸始末→袋入れ→納品
納期短縮には**“色数・枠替えを減らす”ד位置指示を図面に書く”**が効きます。⚡
洗濯ネット推奨/裏返し
漂白剤・乾燥機×(変形の原因)
アイロンはあて布&低温、刺繍面を押さえず浮かせる
Q. 細かい影の再現は? → 色段差と下打ち方向で表現。写真の再現は織ネームやプリント併用を提案。
Q. 刺繍は重くなる? → 大判は生地が引っ張られやすい。針数を抑えた設計で軽量化可能。
Q. 再注文は安くなる? → パンチ代不要。針数・色替えが同じなら単価据え置きが基本。
デザイン名:
サイズ/位置:
糸色:◯◯(メーカー番号)
ボディ:品番・色・サイズ・枚数
仕上:袋入れ有無・タグ位置
希望納期:
連絡先:
まとめ
データの準備×糸色の目線合わせ×生地ごとの下打ち。この3点を押さえれば、はじめての刺繍も想像以上にキレイに仕上がります。まずは胸ロゴ90mm・色3〜4色から始めましょう。